【旭川市】突然、この日が来てしまうとは。あの古き良き大衆食堂が80年近い歴史に幕を下ろしました。
かつて4条通21丁目には「新日の出市場」という市場がありました。その市場の一角に古き良き食堂が残っています。その名も「日の出食堂」といい、物価高のこの時世において、正油ラーメン一杯550円(2024年3月時点)というリーズナブルな上にコスパよしの食堂です。
その入口に驚くべき案内が貼ってあることを、2024年6月19日に現地で確認しました。とても急なお知らせだったようで、常連の人すら知らず実感もないとのことです。「閉店のおしらせ」には、
建物老朽化により
閉店することとなりました。
おかげ様で八十年近く
営業できました。
皆様には
深く感謝申し上げます。-店主-
と記載されています。
新日の出市場は昭和初期に建設された建物ということで、確かに顕著に老朽化が見られます。多くの人がいつかは「この日」が訪れることを覚悟していたと思いますが、それでもとても多くの人が閉店前にもう一度行きたかった、と悲しんでいると思います。
場所は4条通21丁目で、徒歩5分ほどの場所に朝日小学校があります。美登利 五条店やラーメン専門 つるやといった人気の飲食店が周辺にあり、ヴィクトリアステーション 旭川四条通店も近辺となります。
足しげく通っている常連さんがとても多く、近くを通ると懐かしくなって立ち寄る人や、帰省したら必ずここに食べに行くといった人がいるお店でした。もうこの食堂のラーメンもかつ丼も味わうことができないと思うと、泣いている人もいるかもしれません。昭和の香りがする大衆食堂であり、多くの人に愛されてきたお店がまたひとつ幕を下ろしました。
80年近く、本当にありがとうございました。
*6月18日に情報をお寄せくださったTさま、ありがとうございます。
閉店した「日の出食堂」はこちら。↓