【旭川市】1つの時代の終焉。昭和44年より続いていた古き良きドライブインが6月に閉店していました。

そこは昭和の時代にタイムスリップしたかのような場所でした。旧比布トンネル脇にあり、比布町との境に位置する「ドライブイン路傍」が、6月をもって閉店したことが分かりました。おそらく旭川の最後のドライブインだと思います。

ドライブイン路傍の入り口には張り紙があり、2024年6月をもって閉店したことが記載されていました。閉店の理由は店主さんの体調不良とのことで、店主さんのお体が心配です。良くなってくださることを願いたいと思います。

場所は国道40号線沿から一本中に入ったところにあり、現比布トンネルのすぐ近くとなります。現比布トンネルが2001年に完成し、国道40号は現在の形状となりましたが、かつてはこのドライブイン路傍の横が国道で、そこからすぐの場所にトンネルがありました。春になるとカタクリの群生地として名高い男山自然公園もすぐ近くです。

営業していたころのドライブイン路傍の店内です。昭和の古き良き香りが感じられる店内には暖簾に「昭和四十四年　美味さ一筋」とあります。昭和44年というと1969年となり、2024年で創業から55年になります。半世紀以上、国道40号を通る人がふらりと立ち寄ったドライブインでした。

多くの人が良き思い出として、近くを通ると思い出すドライブインだと思います。味わい深かったラーメンやジンギスカンの味を今後は多くの人が懐かしく思うでしょう。昭和の古き良き時代が遠くなったように感じる旭川のドライブインの閉店をお知らせいたしました。

半世紀近くありがとうございました。

*7月5日に情報をお寄せくださった方、ありがとうございます。

閉店したドライブイン路傍はこちら。↓