【旭川市】ついにこの時が来てしまいました。旭川市役所旧総合庁舎の解体工事が6/26より始まっています。
1958年の完成当時は、旭川市役所旧総合庁舎はどのように皆さんの目には映ったのでしょうか。
栄誉ある日本建築学会賞にも輝き、半世紀以上もの長き間、旭川のシンボルの1つとして市民に愛されてきた旧総合庁舎の解体工事がついに始まりました。
旧総合庁舎裏手の設置された工事看板によると、解体工事の期間は2024年6月26日から2025年5月16日とあり、工事の請負は橋本川島・盛永共同企業体と記載されています。
2024年8月11日に確認したところ、旧総合庁舎のまわりは囲まれており近寄ることができなくなっていました。
慶事があると懸垂幕がここに掲げられましたね。パリ五輪で金メダルの快挙を達成した北口榛花選手。約1年前の世界陸上2023ブダペストで金メダルを獲得した際にここに懸垂幕がかかったのが、懐かしく思い出されます。パリ五輪の金メダルの懸垂幕は、もうここにはかけられないのですね。
皆さんいろいろな思い出がある建物だと思います。現時点ではほぼ原形をとどめています。最後の思い出として解体される前に、旧総合庁舎をぜひ目に焼き付けてほしいと思います。
旧総合庁舎の価値を後世に伝えるため、旧総合庁舎の特徴であったレンガの壁を再現する工事もすでに行っているようです。工事は2024年7月16日から8月5日までとのことです。どのように再現されるのか、こちらは楽しみですね。
旧総合庁舎の時計は0時で針が止まっています。このまま二度と動くことがないと思うと、長年見てきた庁舎であるだけに、何か心にこみ上げるものがありますね。
跡地についていろいろな案があるようですが、また動きがありましたらお知らせいたします。
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