【旭川市】ついに旭川-札幌間も対象となります。JR北海道では特急カムイ・ライラック・宗谷・ライラックなどが全車全席指定席化となります。

JR北海道では特急列車の指定席化を進めてきており、2025年4月9日の記事で、今年度中に特急列車の全席指定席化を目指す考えであることをお伝えしました。

すでに2024年3月のダイヤ改正において、函館方面や釧路方面の特急列車で全席指定席化を実施しています。北海道で特急列車の自由席が残るのは旭川方面のみとなっていました。

特急カムイ

11月19日のJR北海道の発表を見ると、札幌-旭川間の特急カムイ・ライラック、札幌-稚内間の特急宗谷、旭川-稚内間の特急サロベツ、札幌-網走間の特急オホーツクを全車指定席するとのことです。指定席化の実施は2026年春を予定しています。これをもって、北海道内の特急列車は全て全車指定席となります。

特急ライラック

指定席のポイントとしては、指定席数が増えることにより、着席機会が高まり、乗車前に早くからホームに並ぶことがなくなるとのことです。また、始発駅に近い方が座れるという不公平感が解消され、指定席は車内改札も省略となるため、ゆっくりと車内で過ごすことができるというメリットがあるとのことです。乗車時間の融通がきく自由席がなくなることにより、今後は乗車する時間は大まかではなく、確実に決めないとならなくなりますね。

JR旭川駅

2025年3月15日のダイヤ改正により、札幌23時05分発旭川行き特急「カムイ47号」が廃止となり、最終便が早まったことは札幌-旭川間を利用している人にはかなりの痛手となりました。札幌ドームでの大型コンサートがある際は臨時増便が出ますが、そこまで大規模でないコンサートには宿泊をしないと行けなくなったと嘆きの声が聞こえてきています。今回、自由席がなくなることにより、利用者は不便となりそうですね。指定席化はメリットもありますが、デメリットもかなり出てくると思います。

JR旭川駅

なお特急列車の全車指定席化にあわせ、現在の「自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)」等の駅で発売する「おトクなきっぷ」の発売は終了するそうです。「えきねっと」限定の割引きっぷ「特急トクだ値1」「在来線チケットレス特急券(トク割)」に統一することで、わかりやすく、おトクで便利な商品体系にリニューアルするそうです。

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