【旭川市】引き継ぐ和菓子と新たな挑戦へ。老舗店の旭川産天然よもぎ100%の「よもぎ大福」と上品なクリームたっぷりの大きなシュークリーム
買物公園通りのいちばん奥、手の噴水にすぐ近くにある老舗和洋菓子店「お菓子 にちりん」の昔ながらの和菓子とともに、新たに挑戦しているスイーツを今回はご案内します。
「お菓子 にちりん」の創業は1959年(昭和34年)です。平和通買物公園が開設されたのは1972年のことなので、買物公園の設立前からお店は営業しています。長く続いてきたお店ですが、2016年に二代目店主さんが高齢を理由に閉店を決めました。その閉店という貼り紙を見たすぐ近くで就労支援事業所「NPO法人ピーシーズ」を運営している井上さんが、「にちりんさん」と呼ばれ、地域の皆さんに親しまれているお店を買物公園から失いたくないと思い、経営を引き継ぎたいと直談判。初めは分野違いと言われたそうですが、通い続けるうちに熱意が通じ、経営を譲り受け、現在に至っています。
お店は井上さんご夫妻と職人さんたちなど数人のスタッフさんが運営しています。お店で親しまれている長く看板娘だったスタッフさんは、現在休業中だそうですよ。
創業当時から引き継いでいる和菓子は多くありますが、中でも「よもぎ大福」は旭川産の天然よもぎを100%使用している、旭川ならではの逸品です。材料には北海道産のもち米、小豆、よもぎ、砂糖、塩、澱粉といたってシンプルな材料で作られている無添加の大福です。あんこはお店自家製のオリジナルのものを毎日手作りしています。
味わってみると、まずよもぎの爽やかさと若干のほろ苦さが口の中に広がります。甘さ控えめながらもとても上品なあんことよもぎの風味が絶妙な兼ね合いとなっていました。くどさがないからか何個でも味わえてしまうのが不思議です。種類はつぶあんとこしあんがあり、価格は1個220円(税込)です。
「お菓子 にちりん」は創業当時からブランデーケーキなどの洋生菓子も取り扱っていたそうです。洋生菓子も続けていきたいと思い、現オーナーさんは新たな挑戦として「シュークリーム」の提供を始めました。発売以来好評でリピーターさんも多くいるそうです。
手のひらよりも大きいシュークリームは、生地はふわふわとしていて優しい食感です。中には、はみ出るのではないかと思うほどにクリームが入っていました。
カスタードクリームと生クリームを合わせたお店オリジナルのクリームは、しっとりとなめらかで、甘さも控えめ。どこか昔懐かしい味がするとても優しいシュークリームという印象です。価格は290円(税込)で、木曜・金曜のみの限定となりました。また、寒い時期のみだけの販売だそうなので、今の時期しか味わえないスイーツですよ。
惜しまれつつ閉店した新富の「聖弘堂」の看板商品だった串団子も味を引き継いで販売しています。ふっくらとした生地の串団子は、みたらし・あんこ・ごまの3種類を提供しています。みたらしとごまは聖弘堂の店主さんより味を引き継ぎつつ、にちりん仕様となっています。「聖弘堂」の味が懐かしくなった人は、にちりんに買いにいってくださいね。
にちりんでは配達も承っているとのことです。市内なら一配達300円(税込)で、にちりんで提供している商品を届けてくれます。近所のみなさん何人かで配達してもらうこともあれば、会社の仲間たちで注文することもあるそうで、使い方はいろいろだそうです。冬の寒い時期、買物公園まで来られないという人は配達システムもぜひご利用ください。
「よもぎは旭川産100%。もち米、小豆、砂糖は北海道産を使用しています。材料にこだわり、安心安全の食材として、これからも皆さんにお届けしていきたいと思います」と店主さんが話していました。どらやきは、どらやきにあったあんこを作っており、大福などとはあんこが違うという、丁寧ながらも商品に対する妥協のない誠実さもうかがえます。
旭川冬まつりのメイン会場である「旭橋河畔」より、徒歩で10分ほどの場所にあるお店です。冬まつりに行かれる方は、行き帰りに、ぜひお店に立ち寄ってみて下さいね。
- 住所
- 旭川市8条通7丁目右10
- 営業時間
- 9:00〜16:00
- 定休日
- 土曜・日曜・祝日
- 電話番号
- 0166-22-2094
- 関連リンク
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
















