【旭川市】年越し蕎麦にいかがですか。12/31も営業。お持ち帰り用もあり。創業以来変わらぬ蕎麦つゆと、スルっとのど越し良き蕎麦。
今回は205年12月31日も営業しており、お店で年越しそばも味わえる「六條 は満長」をご案内します。「旭川 高砂温泉」さまよりご紹介いただきました。
どことなく蕎麦店の印象ではない外観の建物の中に入ると、昭和の大衆食堂を彷彿する雰囲気となっています。4人掛け、2人掛けテーブルに、カウンターは12席用意されています。一人でふらりととても入りやすいお店であり、家族や仲間たちと一緒でも利用しやすいと思います。
メニュー表を見ると、この物価高のご時世にとてもお手頃価格のメニューがずらりと揃っています。
「六條 は満長」で御飯物を頼むと、みそ汁替わりに「ミニ蕎麦」が提供されるのはご存知ですか? 実質セット物のように味わえるんです。官公庁に出前で行くことがとても多いお店で、そこで「ごはんと蕎麦も食べたい」と皆さんからのリクエストがあり、このスタイルを始めたそうです。もう何十年前も続けているそうですよ。
冬でも冷たい蕎麦を好む筆者は「ざる」をオーダー。更科の白の色合いがとても美しい蕎麦は「ざる」だと680円(税込)です。この1.5倍となる大盛りは+100円、およそ3倍となる特大盛りは+430円となります。特大盛りにするとまるでタワーのように蕎麦がそびえ立つということで、蕎麦好きとしては一度味わってみたいと思っていますね。
蕎麦はとてものど越しが良くスルスルと入っていきます。留萌方面のそば粉を使用しており、蕎麦の風味も良く、ほんのりと甘みも感じました。出前が多いことから蕎麦が伸びないようにバランスよく蕎麦粉と小麦粉が配合されています。この蕎麦だと、かなりの量があってものど越しよく最後まで味わえると思います。
つゆは創業当時より味を一切変えず、創業の味を守り続けてきています。キリッとした辛味が効いた味わいは、不思議と最後まで飽きることがない味でした。店主さんの話では甘いと初めはとても美味しく感じるものの、量が多いと徐々に飽きてくるとのことで、ほど良い辛さだと大盛りにしても特大盛りにしても最後まで飽きずに味わえると話していました。蕎麦湯の提供もあります。栄養盛りたくさんの蕎麦湯は器など持参で分けてくれるそうですよ。
お店は、先代がさんろく街にある「は満長 本店」で修行し、のれん分けという形で六条にお店を開店しました。開店は1977年9月20日で、再来年に50周年を迎えます。当初は現在のお店のすぐ近くにお店を構えていましたが、1995年に火事で焼失し、現在の場所に移転して営業を再開しました。「蕎麦屋らしいお店だったよ。今より倍くらい広かったね。」と店主さんが写真を見ながら懐かしそうに語ってくれました。
官公庁に近い六条通にお店があることから、出前がとても多いとのことです。今でも店主さんは自転車に乗り、蕎麦の丼を担いで出前に行きます。「自転車の方が楽」と笑っていました。今は20個ほどですが、最盛期は40個以上担いだそうで、100キロほどはあったのではないかと話していました。今はもう丼を担いで自転車で出前というスタイルはあまり見られなくなっており、店主さんがX(旧Twitter)に出前スタイルを載せたところ、多くの人から反響があったそうです。
場所は六条通沿いで、旭川中央警察署や旭川東高等学校のすぐ近くとなります。向かって左隣に「石渡紅茶本店」があり、周辺にはメガセンタートライアル旭川店もあります。
お店前に停車している自転車が出前用の年季が入った自転車です。
12月31日は15時ごろまで営業するので、お店で年越し蕎麦を味わうことも可能です。またお持ち帰り用も前日まで予約いただければ対応できるそうです。お持ち帰り用1人前はタレ付きで600円(税込)とのことですよ。六条通周辺にお越しになる人は、ぜひふらりとお店に立ち寄ってみてください。昭和の雰囲気を楽しみつつ、のど越し良い蕎麦を味わっていただければと思います。
- 住所
- 旭川市6条通10丁目54-16 T・Kビル1F
- 営業時間
- 11時~18時半(14時~17時迄は準備中)
*12/31は15時ごろまでの営業(蕎麦受け渡し終了とともにクローズ) - 定休日
- 日曜日(2026年1月1日~3日までお休み)
- 電話番号
- 0166-26-2788
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。















